株式会社ぜん

乳ガンリカバリーピラティス

骨ピラティス
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ピラティスが乳ガン経験者の方におすすめな理由

乳ガン治療でダメージを受けた身体の機能を最短で変化させます。

胸回りを、安全に、優しく動かすことからはじめます。

■ 硬直しがちな胸部の筋肉や関節、筋膜等を安全にほぐし、緩めてから動いていきます。こわばりがほぐれていくことで、身体の可動性が高まり、全身の筋肉バランスを整えながら体の回復を進めることが可能です。
■ 胸部がゆるむことで呼吸が深まり、自律神経安定、内蔵機能活性、免疫up、リンパの巡り促進、体幹強化を促します。


身体と心のバランスが整い、不安の軽減、活力ある状態へ

■ ピラティスならではの、背骨と骨盤へのアプローチを多く行います。脊髄の束が入っている脊椎を動かすことになり、脳神経系への刺激を促し、自律神経バランスを整えます。
■ 今に集中し動く事でマインドフルな心に。ポジティブな心を取り戻すことで、自分の身体を受け入れることが出来るようになります。(ありのままの自分を愛する状態に戻す)


自分の身体を自分自身で学び、ケアする方法を身につける

■ 左右対称的な動きが多いため、術後のアンバランスさを自分で正確に把握することが出来るようになります。
■ 腕の安全な使い方、無理のない自然な姿勢の取り方等、正しく機能的な身体の使い方を学んでいきます。
■ これらの学びより、身体に優しく、快適な日常生活を過ごす身体の使い方を身につけます。

乳がんにおけるピラティスの効果

乳がん経験者は、水平外転、外転、屈曲、外旋の運動が主に制限されるため、これらの要素が入った運動を行うのが効果的とされています。上肢の運動だけでなく胸郭周辺の感覚の向上や、 術後に強化しなければならない箇所である、肩の裏や背中の中部の筋肉、腹横筋へ効果的にアプローチしていきます。
肩甲骨や胸郭を動かすような運動を取り入れることが大事です。全米癌協会は、放射線治療等からできるだけ早期に日常生活に戻ることを勧めており、ガイドラインでは少なくても週2回は身体を動かすことを推奨しています。
また、2010年には、 ピラティスが機能的能力、柔軟性、疲労、鬱状態、生活の質に与える影響が調査され、乳がん経験者にとって安全で効果的なエクササイズであると結論づけられました。

【ピラティスの効果】

・乳ガン治療でダメージを受けた身体の機能を最短で変化

① 仰向け・座位で行うエキササイズが多いので、術後でバランスを取りにくい乳がん経験者にとって安全にワークが行えます。関節に負担の少ないエクササイズが可能。
② 脊髄の束が通っている背骨と骨盤へのアプローチを多く行うので、骨格のゆがみによって起こるリンパの滞りを解消し、リンパの働きを司る自律神経の機能を回復することで筋力を強化します。

・身体と心のバランスが整い、不安の軽減、活力ある状態へ

左右対称的な動きが多いため、術後のアンバランスさを自分で正確に把握することが出来るようになる。また胸式呼吸により交感神経が優位になるので、自律神経が安定し、術後の不安や心身のアンバランスを正常化させ、元気や活力ある状態に戻す。またポジティブな心を取り戻すことで、自分の身体を受け入れることが出来るようになります。(ありのままの自分を愛する状態に戻す)

・自分の体の扱い方を学びながら強度を自身で調整し、筋強化を図れる

無理のない日常の自然な姿勢をとりながら、インナーマッスルに働きかけ、強化していくエクササイズなので、身体への負担も少なく、全身の筋肉バランスを整えながら体の回復を進めることが可能です。

初回レッスンのビフォーアフター

こんな方にオススメ

  • 術後間もない乳ガン経験者(術後2週間以上経過・医師の許可要)
  • 乳ガン治療により身体に不具合を感じる方
  • 運動したいけど、普通のクラス受講は不安な方
  • 退院後どうやってリハビリすればいいかわからない方など
    乳がん経験者の方に限らず、医療関係者、ご家族にご病気をお持ちの方などお気軽にご参加頂けます

クラス詳細

概要

  • クラス名: 乳ガンリカバリーピラティス
  • クラス内容:マットピラティスグループ 60分レッスン
  • 実施日:2019年7月~

月額会費でご受講できます。 ★☆お得なパケージプランもご用意!★☆
24回パッケージ
・内容:グループレッスン20回分、プライベートレッスン4回分がついたお得なプランです。
・料金:税抜き78,700円(税込み84,996円)
・有効期限:2ヶ月

【関東】 zen place pilates by basi pilates

企画背景

女性には、骨粗しょう症・骨折、関節・筋肉の変形や弱化、認知症など、女性ホルモンの変化に関連して起こりやすい健康問題を多く抱えてます。閉経し、女性のホルモンの変化が大きい40代後半~50代は、急激にこのような変化が起こってくる要注意期間と言えます。その中で乳がんは、女性のがんの中で一番罹患者数が多く、年々増加傾向にあります。しかし、早期発見するほど他のがんに比べ生存率が高い傾向にあります。治療後、快適に生きていくためにQOL(クオリティ・オブ・ライフ※生活の質のこと)を上げていく必要性があります。

乳がん経験者の方は、手術の影響や放射線治療などにより筋肉やわきの下の皮膚が縮むので、少しでも動かすと肩関節が突っ張ったり痛んだりします。それにより意識的に運動を制限しがちになります。このまま腕を動かさずにいると筋力が低下し、動かせる範囲が狭くなります。そのために、関節や筋肉が硬くなり洋服を着る、髪をとかすなどの日常動作に不便が生じることがあります。
また、がんの再発や転移の不安やボディイメージの低下など精神的負担と心理的影響を抱える乳がん経験者の方も多い傾向にあります。特に女性にとって乳房は、セクシャリティ的に重要な意味を持つ身体部位でもあります。女性としてのアイデンティティを喪失し、自分の価値が低下したように感じる方もいらっしゃいます。そして再発や転移への不安をほとんどの方が感じています。
このように乳がんの治療によって生じた身体的機能不全や術後の心と身体のケアができ、ピラティスを通して自分の身体と対話し、そこに集中することで今ここにある生き方を学べる第3の場を提供し、身体の機能改善と心身ともに健康になってもらいたいと思い企画しました。

乳がんの現状

乳房に、はりめぐらされている乳腺に悪性の腫瘍ができるのが乳がんです。日本における乳がん患者は12人に1人といわれおり、乳がんは罹患者数、死亡者数共に年々増加しております。2018年には9万人の日本人女性が乳がんにかかると予測(※1)されました。

乳がんで亡くなる女性は2016年には1万4000人を超え、35年前と比べて3倍以上にもなっています。厚生労働省「人口動態統計参照(※2)」では、2018年の乳がんによる死亡数は14,285人[確定数(女性)]と残念ながら増加し続けています。乳がんは 30代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。

※1 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
※2 ロコモティブシンドロームとは「運動器症候群」のことで運動機能の低下や運動器の病気のために、 移動能力が低下し、 要介護になる可能性が高い状態。

比較的若い世代で多くなっていますが、最近では閉経後も増えています(※3)。また、乳がんはこの世代のがん死亡原因の1位にもなっています。

※1 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版
※2 ロコモティブシンドロームとは「運動器症候群」のことで運動機能の低下や運動器の病気のために、 移動能力が低下し、 要介護になる可能性が高い状態。

乳がんの急増の背景には、ライフスタイルの欧米化や価値観の変化があります。
乳がんの発生には女性ホルモン(エストロゲン)が関わっていて、エストロゲンの分泌される期間が長いと乳がんのリスクが高まります。現代では食の欧米化で日本食の代わりに動物性たんばく質や脂肪を多くとる機会が増えた影響もあって、初潮年齢の低下や閉経年齢の上昇、閉経後の肥満が多く見られるようになっています。また人生観の変化で、30歳以上で未婚の人や高齢出産も増えています。こうした要因が重なって生涯を通じてエストロゲンに長く多くさらされてしまう状態になっている事が、乳がんの増加や年齢層の拡大に繋がっていると考えられています。

■ 関節可動域制限が生じる原因
  • 皮膚切開などによる術後疼痛
  • 肋間上腕神経損傷による しびれ・感覚障害
  • 腋窩リンパ節隔清による 腋窩部の違和感
  • 癒着性関節包炎
  • 皮弁間張力
  • 再発や転移等の不安

このような関節可動域制限が生じないようにするためには、術後早期から肩関節の運動を行い、突っ張りや違和感がなくなるまでは運動を継続した方がよいとされています。
ただし、無理な運動は痛みが増強し、さらに可動域制限を強めたり、リンパ浮腫発症の原因となる可能性があるため注意が必要です。

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